映画『医学生 ガザへ行く』 全国の大学で無料上映へ
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映画の配給・宣伝・制作を手がけるユナイテッドピープル(株)(福岡県糸島市、関根健次代表)からのニュースレター「ユナイテッドピープル通信」の一部を抜粋して紹介する。
ガザでの戦争が引き続き終わりません。日に日により多くの命が奪われ、飢餓が広がりを見せています。一刻も早い停戦を求め続けています。
先週末はパレスチナ子どものキャンペーン主催『医学生 ガザへ行く』上映会が東京大学で開催され、上映後に少しお話しさせていただきました。この映画は、主人公がイタリア人医学生のため、大学生にとっては同世代です。この上映会に参加し、この映画を全国の日本の大学生に届けたいと思い、47大学で無料上映ができる機会をつくることにしました(47都道府県すべてで上映されることを願って47)。
一昨日告知を始めたばかりですが、すでに14大学で上映が決定しました。ぜひ皆さんの周りに大学関係者(学生・教職員)がいたら、この機会のことを伝えていただけませんか?
イスラエルによるガザ地区への報復攻撃が始まってから約9カ月が経過します。国連安保理にてガザ停戦決議が採択されたものの、現在も戦争が続いており、ガザでは日に日に人道危機が深刻度を増しています。『医学生 ガザへ行く』を配給するユナイテッドピープルは一日も早い停戦を願い、多くの人々にガザに関心をもっていただくために、大学での無料上映の機会をつくることにしました。ぜひご応募の上、上映会をご企画ください。
無料上映会
期 日 :7月31日まで
応募締切:7月4日
募集数 :先着47大学(回)
上映料 :1日に限り無料
(1日に複数回上映可)
ユナイテッドピープルHP案内ページ:https://unitedpeople.jp/archives/4810『医学生 ガザへ行く』概要
救急外科医になる夢を叶えるためにガザ地区に留学したイタリア人医学生の葛藤や成長を描くドキュメンタリー。
イタリア人医学生のリッカルドは、奨学金を得て留学することを決意した。行き先は紛争地域であるガザ地区。友人たちは彼の安全を心配し、動揺を隠せない。しかし将来は救急外科医になりたいと考え、爆発性弾丸による外傷についての論文を書いている彼にとってのガザ行きは、医師となるための実践経験になる。
周囲をフェンスで封鎖された「天井のない監獄」と呼ばれるガザに入るのは容易ではない。イスラエル、パレスチナ自治政府、そしてハマスの3つの異なる当局からの許可を得なければならないからだ。極めて複雑なプロセスを経て、欧州から初の留学生としてガザ・イスラム大学に到着すると、学長に歓迎され、ガザ内外のメディアから次々とインタビューを受けることになる。
多くの期待と注目を集める彼はプレッシャーを感じ始める。救急医療の現場に入り、本当に外科医に向いているのかと自らに問うなど、不安やストレスに潰されそうになる。悩むリッカルドを救ったのは、同じく医師を目指す医大生サアディなどのパレスチナ人の若者たちだった。
やがて片言のアラビア語を話す彼は現地で人気者となり、徐々に自分の居場所を見つけていく。しかし、イスラエルとの紛争が再燃すると、リッカルドは難しい選択を迫られる。安全のためガザを一時的に離れた彼は、ガザを出られない友人たちに心配を募らせる。しばらくしてガザに戻り、無事だった仲間との再会を喜び、絆を深めていく。そしてすぐに、緊迫する救急医療の現場へと飛び込み、傷ついた人々の治療に当たっていく。至近距離で爆撃を受ける体験をしながらも、彼は救急外科医になる決意を固めていく。
■医学生 ガザへ行く
88分/スペイン/2021年/ドキュメンタリー
配給:ユナイテッドピープル
ユナイテッドピープルHP紹介ページ:https://unitedpeople.jp/archives/4501法人名
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