2024年11月25日( 月 )

韓国パク大統領、中国ナンバー2と会談

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china_korea 韓国パク・クネ大統領は、韓国・ソウルの青瓦台で10月31日、中国の序列2位の李克強首相と会談した。両首脳は貿易、金融などを主なテーマにしながら、中韓の連携による第三国市場開拓、経済・環境分野の協力推進に関して合意し、また、北朝鮮の核問題についても意見交換を行った。

 パク大統領は、「我々は非核化に関する中国の役割を重視しており、また、我が国にとって経済、貿易面などでも中国との連携は欠かせない」と述べた。李首相は、「中国は朝鮮半島での非核化の実現目標を保っている。韓国などの主要国と連携しながら解決に向かわなければならない」と述べた。

 中国中央電視台(CCTV)も夜の全国ニュースで、会談について報じ、「李首相は韓国と共同で、アジアでのさまざまな問題の解決に尽くす方針だ」と強調した。中韓両国は具体的な覚書を交わし、覚書には中国が主導するアジアインフラ投資銀行の資金を活用して、第三国のインフラ整備事業への共同参入を進めることや、北京や上海、ソウルなどの主要都市で観測した大気汚染データを両国で共有することなどが盛り込まれた。

 今年は、習近平国家主席が、パク大統領と会談を行うなど、両国首脳が頻繁に会談を繰り返しており、日本を置き去りにした中韓のバランスがどのようなかたちでシフトしていくのか、今後の注目が集まる。

【杉本 尚丈】

 

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