2024年08月26日( 月 )

DEVNET  山口県の空き家物件現地視察を実施

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 DEVNET INTERNATIONAL(明川文保総裁)は11日から17日、山口県の空き家物件の現地視察を行った。参加者からは、富裕層向けの高級民泊サービスと、一般層向けの民泊サービスの両面から事業の将来性と収益性を検討、地域の特色を生かしたストーリー性のあるコンセプトの重要性が指摘された。

 農水畜産や伝統文化の体験など、付加価値の高いメニューの提供が提案され、物流面での収益確保の可能性や、他地域との差別化の必要性についても議論された。最終的には、補助金の活用を軸に据えつつ、幅広い層をターゲットとした事業展開を目指すことが確認された。

 今回の成果について「山口モデル」としてまとめ、今後、全国展開を図っていく予定としている。

 視察した空き家のうち、秋吉台地域のものは母屋が大きく、土地も広く、山や水田があり農業体験ができる環境であること、萩市の視察では、歴史的な建造物や風景を体感できることが分かった。

 超富裕層をターゲットとした高級民泊サービスの可能性については、超富裕層は1回の旅行で数百万円から数億円を使うことから、彼らのニーズに合わせたオンリーワンのサービスを提供することが重要だと指摘された。たとえば、空き家に宿泊し、日本古来の薬膳料理や、重粒陽子線、また AI による最先端医療、湯治を含む温泉療法を提供し、伝統文化を体験するなどのサービスが提案された。

 一般層向けの民泊サービスについても検討。地元の食材を使った料理体験や、農業体験、伝統文化体験などのメニューが提案された。また、子ども向けのサマーキャンプなども企画できるという意見もあがった。

視察物件の様子
視察物件の様子

【田中直輝】

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