改正・機能性表示食品制度が9月1日スタート “待ったなし”の報告義務化
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紅麹問題を機に改正された機能性表示食品制度が9月1日、スタートする。消費者庁は従来のガイドラインによる制度運用を改め、法令に基づく運用へと舵を切る。今月23日には食品表示法の食品表示基準を改正し、公布した。施行日までに、GMP(適正製造規範)ガイドラインの告示や届出ガイドラインの再整理も予定している。
複数の情報収集で15日以内に報告
9月1日に施行される新たな施策は、(1)健康被害情報の収集・報告の義務化、(2)GMPによる製造管理の要件化、(3)新たな表示方法への切り替え。その他の施策については、来年4月1日に施行される。
小林製薬をめぐる問題では、健康被害情報を把握してから行政へ報告するまでに約2カ月もかかり、その間に被害を拡大させたことが問題視された。このため、健康被害情報の迅速な報告を届出者に義務づけた。また、特定保健用食品(トクホ)制度についても、同様の取り組みを許可要件に加えた。
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