2024年11月25日( 月 )

久留米南のスマートIC新規事業化~新宮は準備段階調査に着手

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 国土交通省はこのほど、九州管内において「久留米南スマートインターチェンジ(仮称)」の新規事業化の決定、ならびに、「新宮スマートインターチェンジ(仮称)」の準備段階調査に着手することを公表した。

 久留米南スマートインターチェンジ(以下、スマートIC)は広川IC~久留米IC間に整備予定で、これにより、藤光産業団地や久留米市が新たに整備を進めている新産業団地から高速道路へのアクセス向上、企業誘致促進および産業振興、雇用創出が期待される。また、集中豪雨などの自然災害発生時における、自衛隊の迅速かつ確実な広域支援も可能となる。

 今回の新規事業化をうけ、久留米市の原口新五市長はコメントを発表。「昨年(令和5年)9月8日の『準備段階調査』箇所の決定以降、ご尽力いただいた国土交通省や福岡県、西日本高速道路(株)、福岡県警をはじめ関係者の皆様に心より感謝申し上げます。久留米南スマートインターチェンジ(仮称)の設置により、本市に2つ目のインターチェンジが出来ることとなり、安定した物流の確保はもとより地域産業の振興、防災機能の強化が図れるとともに、救急医療の強化、観光振興の支援などに繋がるものと期待しております」と述べている。

 準備段階調査に着手する新宮スマートICは、今後周辺道路における整備計画やICの利用交通量、位置・構造の検討、各関係機関で構成される地区協議会の開催などを通じて、新規事業化の可否を決定する。新規事業化が決定すれば、現状、古賀IC~福岡IC間に整備予定となっている。

スマートIC整備箇所など概略図 九地整公表資料より
スマートIC整備箇所など概略図 九地整公表資料より

スマートIC…高速道路の本線やサービスエリア、パーキングエリアから乗り降りができるように設置される、ETC搭載車両専用のIC。

【代源太朗】

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