福岡・福津市長選に続々と新人が立候補表明
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任期満了にともない行われる福岡県福津市長選(来年2月2日告示、9日投開票)に、立候補表明が相次いでいる。
8日には、元福津市職員・小田幸暢氏が立候補を表明。先月19日、元市議の横山良雄氏、26日は、現職市議の福井崇郎氏が立候補表明しており、小田氏の表明で3人目となる。
現在、2期目である現職の原崎智仁市長は、現時点で態度を明らかにしていない。再選の意向について、原崎市長に尋ねたが、回答はなかった。
原崎氏は、2017年1月に市議を辞職後、同年2月の福津市長選挙に立候補し、自民・公明両党の推薦を受けた現職の小山達生氏らを破り初当選し、21年の市長選でも再選した。当初、改革派とみられたが、市議会との軋轢が続いている。
福津市政をめぐっては、人口増加にともなう新しい小学校の建設計画について賛否があるほか、23年3月に当時の教育長の再任案が否決され、同12月に新たな人事案も否決されており、現在、教育長は空席で、教育委員が職務代理者を務めている。
05年に当時の福間町と、津屋崎町が合併して福津市が誕生したが、福岡市のベッドタウンとして、子育て世代の流入で過密化する地域と、高齢化が進む地域に分かれてきている。市中心部に近い福間地区は、通勤に便利なJR福間駅や、イオンモール福津など大型商業施設もあり、利便性が高く、若い世代に人気がある。
市長選への立候補表明が相次ぐのは、福津市の将来を憂い、市政に使命感をもった方々が多いということではないだろうか。現職の原崎氏の動向に注目が集まっている。
【近藤将勝】
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