北九州市議2人が自民会派から離脱、新会派結成へ
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任期満了にともなう北九州市議会議員選挙は、来年1月26日に投票が行われるが、議会の最大会派「自民党・無所属の会」(以下、自民党会派)に所属する議員2人が12月1日に会派を離脱し、「自民・北九州市民クラブ」を結成することがわかった。
新会派を結成するのは、いずれも小倉南区選出の渡辺均・井上秀作両市議。渡辺氏が代表に就任する。
昨年2月の北九州市長選では、自民党会派をはじめ多くの会派が元国交省官僚を応援したが、武内和久氏が当選した。市議会でその武内市長に近いのは、衆院選に立候補した三原朝利・大石仁人両氏を含めた3人による「自民党・市民が市長をつくる北九州未来市議団」(今年8月、「変革と未来」に改称)のみであった。
しかし、自民党会派内では武内市長に対する距離感をめぐり考え方に相違があり、「市長に協力的姿勢を示すべき」との声がくすぶっていた。
井上氏は「市長会派ではない」としながらも、「市長の政策や方針に是々非々で対応する」と述べていることから、自民党・無所属の会とは異なり、議案や方針に賛成する場面が少なからず出てくるものとみられる。
北九州市の自民党関係者は「北九州市議会は、ベテランの重鎮が落選してから、まとめる人がいない」と述べ「自民党会派内には市長寄りの市議もおり、市議選も睨んで今後もさまざまな動きが出てくるだろう」と語った。
【近藤将勝】
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