トイレの看板しかない、実はラーメン屋

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イメージ    7日午後3時半、博多区下呉服町4丁目を歩いていた。いやぁ、ビックリ仰天。女性が40名ばかり2カ所に分かれて並んでいる。見た限りではインバウンドではない、日本人の女性ばかりのようだ。

 正直いえば、「こんな不便なところに人気の食べ物屋があるのか?」(失礼御免)と不可解に思った。列の先頭にいる女性に近づいたところ、「トイレはこちら」との看板がかかっている。「こんなところでトイレに並ばなくても隣の筋には公園がある。そこに駆け込めば良いのに」と思った。

 帰社して女性社員にこの奇妙な光景を報告した。するとこの社員は物知り顔で次のように言った。「あらまぁ、何も知らないんですね。あそこは看板のないラーメン屋で有名な店なんですよ。昨年9月には一杯1,000円の値段がついてたんですよ。相変わらず世間知らずなんですね」と笑われたのである。

 トイレに並ぶ女性たちだと思ったら、実はラーメン屋に並ぶお客さんだったとは。何が人をしてやむにやまれぬ欲求に駆り立てるものか、分からぬものだ。

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