福岡ゲーム産業振興機構(GFF、九州大学、福岡市)は、ゲーム制作の実務を学び体験する「第32回FUKUOKAゲームインターンシップ」の参加者募集を開始した。対象はゲームクリエイターを本気で目指す18歳以上の者で、応募締切は5月16日。実施期間は8月上旬~下旬を予定しており、福岡市内のゲーム企業6社での現場体験が用意されている。
本インターンシップは、福岡・九州のゲーム関連企業の現場に実際に赴き、プロのクリエイターから直接指導を受けながら、ゲーム制作の実際や業界が求めるスキルを体感できる内容となっている。将来ゲーム業界への就職を志す学生らにとっては、自己の適性をたしかめ、具体的なキャリアイメージを形成する貴重な機会となる。一方、企業側にとっても、次世代の人材を発掘し、早期に関係性を築く契機となっており、産学官が連携して人材育成に取り組む福岡ならではの施策だ。
今年度の受入予定企業は、(株)キューマックス、(株)サイバーコネクトツー、(株)レベルファイブといったGFF加盟企業に加え、(株)フロム・ソフトウェア、(株)ポリフォニー・デジタル、(有)ユニコーンジャパンの計6社。いずれも国内外で評価の高いゲームを手がけてきた開発会社であり、実務経験を積む場としても非常に恵まれている。
今回のインターンシップでは、参加者の宿泊費用の一部を助成する制度も用意されており、遠方からの応募者にとっても参加しやすい仕組みとなっている。加えて、インターンシップの様子をまとめたブログも運営されており、過去のプログラム内容や参加者の声を事前に確認することも可能だ。
運営事務局は「ゲーム業界を志す若者にとって、現場の空気を吸い、プロの働き方を肌で感じることは大きな成長の契機になる。今年も意欲ある学生との出会いを期待している」と話している。
福岡市はこれまでもアニメ・ゲーム・映像などのコンテンツ産業振興に力を入れており、本プログラムもその一環として継続的に実施されてきた。ゲーム産業における福岡の存在感を高め、地場企業の人材確保と成長戦略を支える重要な取り組みとして、今後の展開にも注目が集まる。
詳細情報は福岡ゲーム産業振興機構の公式HPに掲載されている。応募方法やインターン内容のほか、過去のレポートなども確認できる。
【問い合わせ先】
FUKUOKAゲームインターンシップ運営事務局
(担当:吉松、須山)
TEL :092-713-2909
公式HP:http://www.fukuoka-game.com/
【寺村朋輝】