それでも三井住友が受注できたワケ 桜坂大型マンション
-
横浜の傾斜マンション問題で、責任が問われている元請の三井住友建設(株)。桜坂3丁目の大型マンション開発で、長らく「未定」となっていた建築施工会社が三井住友建設に決まった。なぜこれだけ世間を騒がせている最中に、その責任を問われている企業が施工を担当することになったのか。
受注側である三井住友建設にとってみれば、大型案件である。解体工事および設計から請けていたこともあり、当然他社には譲りたくはないはず。一方、発注側である事業主・売主の三菱地所レジデンス(株)と西日本鉄道(株)の間では、傾斜マンション問題を鑑み、施工会社の決定が慎重になったのは間違いない。
旭化成建材の謝罪会見に遅れること1カ月、三井住友建設が同様の記者会見を開いた。「下請に責任を押し付けている」との批判を招き、元請であるゼネコンの責任が大きくクローズアップされた。しかし、次第に流れが変わっていく。その後、杭打ち工事の大手でも、データ偽装が相次いで発覚したことで、国民の意識には「横浜の件が特別なことではなかった」と印象付けられてしまった。このことで、ゼネコン、三井住友の印象は負の薄まり、報道内容も変わってしまった。この状況を踏まえ、三井住友への発注に踏み切ったのだろう。【東城 洋平】
▼関連リンク
・桜坂3丁目の大型マンション 建築も三井住友建設に決定
・開発進む桜坂3丁目大型マンション~解体は三井住友、建築は未定?
◆建設情報サイトはこちら>>
建設情報サイトでは建設業界に関する情報を一括閲覧できるようにしております。関連記事
2025年1月3日 06:002025年1月2日 06:002024年12月20日 09:452025年1月7日 12:302024年12月4日 12:302024年11月27日 11:302024年12月13日 18:30
最近の人気記事
2025年1月6日 17:10
2025年1月7日 06:00
2025年1月6日 14:20
2024年9月20日 10:10
2025年1月6日 16:30
まちかど風景
2024年11月18日 16:30
- 優良企業を集めた求人サイト
-
Premium Search 求人を探す