参政党が次期衆院選で福岡2区(福岡市中央区・城南区など)に元佐賀市長で、福岡大学経済学部元教授の木下敏之氏を擁立することがわかった。
同党県連関係者によると、今日午後3時から同党の定例会見において正式に発表され、9日には福岡県庁で会見を行う。
木下氏は佐賀県出身。東京大学法学部卒業後、1984年に農林水産省に入省。島根県三隅町(現・浜田市)や水産庁への出向を経て、農林水産技術会議総務課総括課長補佐などを歴任。99年~2005年まで佐賀市長を2期務めた。
10年には福岡市長選挙に立候補したが落選。12年から福岡大学経済学部産業経済学科教授を務め、今年3月まで在任し、現在は同大講師を務める。5日、佐賀市で開かれた参政党の国政報告会には木下氏がゲストとして出演していた。
衆議院福岡2区は、昨秋の衆院選で自民党現職の鬼木誠氏と立憲民主党現職の稲富修二氏が接戦を繰り広げ、立憲の稲富氏が制した。九州随一の都市部・天神など福岡市中央区を含み、無党派層も多い福岡2区だが、7月の参院選で「日本人ファースト」を掲げて躍進した参政党が参戦することで、自民・立憲による与野党対決の構図に変化をもたらす可能性がある。
【近藤将勝】
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