データ・マックスでは2024年4月より、九州の大規模小売店舗新設届出状況を毎月リスト化し配信してきた。NetIB-NEWS内でも高い反響を得たことを受け、このたび全国版の配信を開始する。
2025年度上半期(4〜9月)の届出状況を集計したところ、全国で287件の新設届出が確認された。
業態別に見ると、ドラッグストアと食品スーパーの2業態で全体の約半数を占めた。とくにドラッグストアは、地域密着型チェーンによるドミナント出店が相次ぎ、依然として拡大基調が続く。
一方で、家電量販店やホームセンターなど耐久消費財系業態は新規出店を抑制。人口減少やEC化の進展が背景にあり、今後は小商圏型の再編や複合施設化が焦点となる見通しだ。
【地域別・届出者別ランキング】
全国287件の届出情報をまとめた【全国版】大規模小売店舗新設届出リスト(2025年度上半期)を、IB会員デジタル限定で公開。
さらに今後は月間リスト配信を継続し、出店トレンドを定点的に追える体制を整える。

【データの活用方法】1.小売・流通業界の「出店戦略インサイト」として 2.不動産・建設・デベロッパー業界への応用 3.地方自治体・商工会による「地域活性・産業誘致」資料として 4.投資家・アナリスト向けの「景気・業績先行指標」 5.メディア・報道向けの「地域経済分析コンテンツ」など
今後も、地域経済の変化を可視化するデータジャーナリズムの充実を図っていく所存である。この機会にぜひ、IB会員デジタルへの登録をお願いしたい。
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