JR九州電気システムがデータセンター事業に参入 久留米市で27年4月運用開始へ
2025年10月30日 10:30
29日、JR九州電気システム(株)(福岡市博多区、大石和弘代表)は、データセンター事業への本格参入に向けて、今月から福岡県久留米市でモジュール型データセンターの建設に着手すると発表した。完成は27年3月、4月の運用開始を予定する。提供形態はコロケーションで、自社で保有する新幹線光ファイバー回線と接続しての、高品質な通信サービスも併せて提供する計画だ。
データセンター事業への参入はJRグループとして初めて。同社は参入の目的として、今後急増が見込まれるクラウドサービスと生成AIの需要に対応する高性能インフラを整備することで、首都圏や関西圏へ偏在する国内データセンターの分散化に寄与し、社会インフラとしての地域デジタル基盤の強化を図るとした。
生成AI向け高性能仕様
建設を予定している施設は1階建て、免震構造のモジュール型とし、総受電容量1MW、延床約180m2を確保する。サーバーの高密度化を見据え、耐荷重1.5t/m2とした。新幹線光ファイバーと直結することで、AI処理向けの高速通信環境も実現する。
企画・開発は東京大学発スタートアップのみちびき(株)が担当する。同社はモジュール型データセンター「MICHIBIKI DC」の開発を進めており、研究成果の社会実装を推進している。
スケジュール(予定)
・着 工 :2025年11月
・完 成 :2027年3月
・運用開始:2027年4月
【寺村朋輝】
法人名
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