2024年11月25日( 月 )

楽天の宋投手、台北で入団会見

記事を保存する

保存した記事はマイページからいつでも閲覧いただけます。

印刷
お問い合わせ

東北楽天イーグルスと契約を結んだ宋家豪(ソン・チャーハオ)投手の入団会見が12月14日、台北市内で開かれた。宋投手は育成契約だが、記者会見を台北で行ったのには、台湾メディアを多く招致して、取材・放送させることで、試合の放映権販売促進に向けた「台湾戦略」が背景にある。

 西武ライオンズが先月、台北市内で渡辺久信シニアディレクターらとともに、新入団の李振昌(リ・チェンチャン)投手の入団会見を行っている。宋投手は今年6月、台湾プロ野球リーグ・統一ライオンズからドラフト指名を受けたが入団を拒否し、注目を集めていた。

 宋投手は「日本でプレーするのは昔からの夢だった。ルーキーイヤーから1軍で登板できるように頑張りたい。バッターでは巨人の阿部選手や、日本ハムの大谷選手と対戦したい」と語った。楽天球団の統括本部国際部・佐々木亮人部長は「育成選手ということもあり、2年目、3年目以降、先発ローテーションに入ってほしい」と期待を寄せた。背番号は育成選手の3ケタ「143」となった。宋投手は「台湾代表でプレーした郭俊麟投手(西武)や、陳冠宇投手(千葉ロッテ)らとコミュニケーションを取るなどして、日本についての多くのことを学んでいきたい。日本語はチームメイトと会話することが、上達する近道だと思う」と抱負を述べた。


【杉本 尚丈】

 

関連キーワード

関連記事