ヤマウHD、26年3月期中間決算は減収減益 通期も同予想

 5日、ヤマウホールディングス(株)(福岡市中央区、有田徹也代表)は2026年3月期の連結中間決算を発表した。それによると、売上高は87億1,800万円(前期比1.7%減)、営業利益は9億900万円(同7.9%減)、経常利益は9億9,600万円(同6.9%減)、四半期純利益は6億1,700万円(同6.5%減)で、減収減益となった。

 決算要因としては、主力のコンクリート製品製造・販売事業が堅調に推移したものの、橋梁や高架道路用伸縮装置事業の受注が減少したことが挙げられる。コンクリート製品部門では、土木・景観・レジンコンクリート製品の販売が好調で、売上高は53億4,900万円(前年同期比7.9%増)、セグメント利益は10億3,600万円(同24.1%増)となった。地質調査・コンサルタント業務および土木工事事業は売上高8億6,900万円(同12.9%増)、営業利益7,300万円(同274.9%増)と堅調だった。

 一方、水門・堰の製造・施工・保守事業では受注減が響き、売上高12億5,400万円(同16.3%減)、1億600万円の営業損失を計上した。橋梁・高架道路用伸縮装置事業は受注減により売上高8億7,000万円(同37.5%減)で、1億6,900万円の損失を計上した。

 通期(26年3月期)の業績予想については、売上高224億円(前期比1.9%減)、営業利益33億5,000万円(同6.0%減)、経常利益34億円(同7.5%減)、当期純利益21億円(同12.8%減)で減収減益を見込む。

【寺村朋輝】

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