福岡県筑後市長選が9日に告示され、現職で西田正治氏(公明党推薦)のみの立候補により、無投票で3選が決まった。
西田氏は福岡県旧高田町(現・みやま市)出身。1975年に福岡県立八女工業高校卒業後、筑後市に入庁し、建設経済部長、筑後市副市長などを歴任した。
2017年の筑後市長選挙で初当選。21年の市長選は、市を二分する戦いとなったが、自民党推薦候補を破って再選した。3期目となる今回の選挙では、前回同様公明党の推薦を受けたほか、自民党支部からも推薦を受け、幅広い支持を得た。
筑後市の人口は約4万9,000人。交通の利便性から山間部の旧八女郡地域などから移り住む人も多い。一方で1956年に建てられた市役所庁舎の建て替えや、JR羽犬塚駅前周辺整備などが課題となっている。
筑後市議会は、市長派と反市長派が拮抗している。地元市議は「市長選に意欲を持った現職市議がいたが、今回は見送ったようだ」と語った。
筑後市は、全国都道府県議会議長を務める福岡県政の重鎮・蔵内勇夫氏の地元でもある。今後、同市の発展がどのように進んでいくのか注目される。
【近藤将勝】
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