大石産業、26年3月期中間決算 増収増益

 7日、大石産業(株)(北九州市八幡東区、山口博章代表)は2026年3月期の連結中間決算を発表した。それによると、売上高は115億3,800万円(前年同期比0.9%増)、営業利益は4億300万円(同4.4%増)、経常利益は5億1,500万円(同9.7%増)、四半期純利益は2億9,200万円(同34.2%減)で、増収と経常段階までの増益となった。

 決算要因としては、海外の重包装袋製品およびフィルム製品の販売数量が減少したものの、パルプモウルド製品、国内重包装袋製品および段ボール製品の販売数量増加と販売価格の見直し効果が寄与した。これにより全体として増収増益を確保した。一方で、前期に八戸工場火災に関連する受取損害保険金を特別利益として計上していた反動により、純利益は減益となった。

 通期(26年3月期通期)の業績予想については、売上高242億3,200万円(前期比3.2%増)、営業利益9億100万円(同0.4%減)、経常利益11億3,400万円(同0.3%増)、当期純利益7億9,200万円(同16.2%減)で、増収ながら営業利益は微減、最終利益も減益を見込んでいる。

【寺村朋輝】

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