ジェイリース、26年3月期中間決算は増収増益 通期も同予想

 10日、ジェイリース(株)(大分市、中島土代表)は2026年3月期の連結中間決算を発表した。それによると、売上高は97億3,600万円(前年同期比26.3%増)、営業利益は17億7,100万円(同24.9%増)、経常利益は17億4,100万円(同23.9%増)、四半期純利益は11億7,400万円(同28.2%増)で、増収増益となった。

 決算要因としては、主力の保証関連事業において、首都圏での営業強化と地域密着型サービスの拡大を進めたことが寄与した。住居用・事業用賃料保証ともに堅調で、25年6月に三重支店、9月に山形支店を開設し、営業拠点を39都道府県に拡大した。さらに、家賃債務保証業のK-net(株)を子会社化したことで売上を押し上げた。一方で、契約件数拡大にともなう貸倒関連費用や不動産会社向け事務手数料の増加などコストが上昇。保証関連事業は、売上高88億5,700万円(同23.7%増)、営業利益は17億8,100万円(同12.8%増)を計上し、全体の業績をけん引した。

 通期(26年3月期通期)の業績予想については、売上高210億円(前期比21.6%増)、営業利益35億円(同12.8%増)、経常利益34億5,000万円(同11.4%増)、当期純利益22億9,000万円(同9.6%増)で、引き続き増収増益を見込んでいる。

【寺村朋輝】

関連キーワード

関連記事