高い居住ニーズを受けて
マンション開発が続々と
前述したように住みやすさに定評のある春日市では、市内各所で旺盛なマンション開発が行われている。
春日原北町4丁目の西鉄春日原駅から徒歩3分、JR春日駅から徒歩7分の場所では、(株)コーセーアールイーによる分譲マンション「グランフォーレ春日原駅前レジデンス」が開発された。RC造・地上6階建で、総戸数は25戸。設計・監理を(株)JIN建築設計が、施工を(株)オークス建設がそれぞれ担当し、25年1月に竣工した。
宝町3丁目のJR南福岡駅から徒歩14分、JR春日駅からも徒歩14分の場所では、第一交通産業(株)による分譲マンション「グランドパレス春日静邸」の開発が進んでいる。RC造・地上6階建で、総戸数は28戸。設計・監理を(株)サニム建築事務所が、施工を(株)久保工務店がそれぞれ担当し、27年1月の竣工を予定している。
小倉東2丁目の西鉄バス・小倉バス停から徒歩4分の場所では、辰巳開発(株)による分譲マンション「セレンシオ春日 THE NEXT」が開発された。RC造・地上5階建で、総戸数は41戸。施工は(株)大島組が担当し、25年2月に竣工した。
春日公園5丁目のJR大野城駅から徒歩3分、西鉄白木原駅から徒歩8分の場所では、(株)オープンハウス・ディベロップメントによる分譲マンション「オープンレジデンシア春日公園」が開発された。RC造・地上6階建で、総戸数は58戸。設計は(株)サンユニオンが、施工は西部ガス建設(株)(旧・(株)吉川工務店)がそれぞれ担当し、25年9月に竣工した。
春日2丁目の西鉄バス・原町一丁目バス停から徒歩1分、JR大野城駅から徒歩13分の場所では、照栄建設(株)による分譲マンション「テラススタイル春日公園」が開発された。RC造・地上5階建で、総戸数は16戸。設計・監理および施工も照栄建設が担当し、25年11月に竣工した。
上白水6丁目のJR博多南駅から徒歩9分の場所では、(株)ファミリーによる分譲マンション「ファーネスト博多南駅グレイス」の開発が進められている。RC造・地上6階建で、総戸数は70戸。設計・監理はJIN建築設計が、施工は中村建設(株)がそれぞれ担当し、27年2月の竣工を予定している。
さらに分譲マンションではないが、春日公園7丁目のJR大野城駅から徒歩2分の場所では、個人の事業主による賃貸マンション「ブルージュ春日野」の開発が進められている。RC造・地上7階建で、総戸数は34戸。設計および施工は上村建設(株)が担当し、26年2月の竣工を予定している。
マンション開発の波は
近接の大野城・博多区にも
旺盛なマンション開発の動きは、春日市内だけにとどまらない。とくに市街地が連担している西鉄春日原駅周辺の大野城市内でも多くのマンション開発が進んでおり、その数は春日市内よりもむしろ多いくらいだ。
大野城市錦町4丁目の西鉄春日原駅から徒歩6分の場所では、大英産業(株)による分譲マンション「ザ・サンパーク春日原駅レジデンス」が開発された。RC造・地上10階・地下1階建で、総戸数は36戸。設計・監理はサンユニオンが、施工は中村建設(株)がそれぞれ担当し、25年2月に竣工した。
大野城市錦町4丁目の西鉄春日原駅から徒歩7分の場所では、オープンハウス・ディベロップメントによる分譲マンション「オープンレジデンシア春日原est」が開発された。RC造・地上14階建で、総戸数は39戸。設計はJIN建築設計が、施工は(株)オープンハウス・アーキテクトがそれぞれ担当し、25年6月に竣工した。
大野城市栄町3丁目の西鉄春日原駅から徒歩6分、JR春日駅から徒歩6分の場所では、JR西日本不動産開発(株)による分譲マンション「ジェイグラン春日原」の開発が進んでいる。RC造・地上13階建で、総戸数は52戸。設計・監理は(株)雅禧建築設計事務所および広成建設(株)が、施工は広成建設がそれぞれ担当し、施工は26年1月を予定している。
大野城市山田2丁目の西鉄桜並木駅から徒歩6分、西鉄バス・山田バス停から徒歩2分の場所では、ファミリーによる分譲マンション「ファーネスト桜並木駅レジスタ」の開発が進んでいる。RC造・地上6階建で、総戸数は53戸。設計・監理はサニム建築事務所が、施工は吉原建設(株)がそれぞれ担当し、26年10月の竣工を予定している。
大野城市雑餉隈町では、大英産業による2棟の分譲マンションの開発が進んでいる。1棟目は、雑餉隈町1丁目の西鉄春日原駅から徒歩6分、JR春日駅から徒歩10分の場所で開発が進む「サンパーク春日原駅グラッセ」。RC造・地上12階建で、総戸数は33戸。設計・監理はサンユニオンが、施工は松吉建設がそれぞれ担当し、27年1月の竣工を予定している。2棟目は雑餉隈町5丁目の西鉄春日原駅から徒歩2分、JR春日駅から徒歩8分の場所で開発が進む「サンパーク春日原駅EXIA」。RC造・地上14階建で、総戸数は52戸。こちらも設計・監理はサンユニオンが、施工は松吉建設がそれぞれ担当し、27年4月の竣工を予定している。
さらに、春日市や大野城市にも近接する博多区内の西鉄の新駅・桜並木駅の周辺エリアでも、新駅開業効果を背景に、依然として新たな開発が続いている。
博多区銀天町3丁目の西鉄雑餉隈駅から徒歩2分の場所では、第一交通産業による分譲マンション「アーバンパレス博多グロウサイド」が開発された。RC造・地上14階建で、総戸数は104戸。設計・監理はサニム建築事務所が、施工は(株)イチケンがそれぞれ担当し、25年2月に竣工した。
博多区東雲町1丁目の西鉄桜並木駅から徒歩3分の場所では、店舗付の賃貸マンション「フランディオール桜並木」の開発が進んでいる。RC造・地上7階建で、総戸数は36戸。設計は生和コーポレーション(株)が担当し、26年1月の竣工を予定している。
ほかに、西鉄桜並木駅に近接する博多区竹丘町3丁目にあった「雑餉隈ショッピングバザール」(建物名称:UR都市機構竹丘町3丁目市街地住宅)では現在、「(仮称)竹丘町三丁目市街地住宅解体工事」として、既存建物の大規模な解体工事が進行している。1~2階の低層部にマックスバリュ雑餉隈店や100円ショップなどが入り、3~10階部分は住居となっていた同建物では、竣工から半世紀以上が経過して老朽化が進んでいたことから、閉店および解体となった模様で、同解体工事の発注者は、すぐ近くに本社を構える造園工事業者の(株)筑紫植物園(福岡市博多区)。現時点では跡地活用や再出店の方針は未定だが、桜並木駅前の一等地といっていい好立地なだけに、今後は何らかの高度利用が行われるかたちで、再開発が進んでいくと見られる。
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冒頭に紹介した春日原駅周辺における再開発プロジェクトの対象エリアを含めた一帯は、隣接する大野城市との境界にあたり、両市の市街地が連担していることで、両市の市役所や公共施設、商業施設などが集積するエリアだ。今回発表された再開発プロジェクトは、あくまでも春日市内を対象エリアとしたものだが、大野城市側でも水面下では、同様の建替え促進プロジェクトの検討を行っているという。いずれ両市の中心市街地が同様の再開発プロジェクトによって、一体的に刷新されていく可能性も十分考えられるだろう。
春日市は22年4月に市制施行50周年の節目を迎え、現在は次なる100周年に向けての都市政策を進めているところだ。今回の再開発プロジェクトを契機として民間活力も呼び込みながら、今後も福岡都市圏の一角としてのさらなる発展を期待したい。
(了)
【坂田憲治】

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