YE DIGITAL、アイキューブデジタルを子会社化 安川電機から追加取得、持株比率60%へ

 25日、YE DIGITAL(株)(北九州市小倉北区、玉井裕治社長)は(株)アイキューブデジタル(北九州市小倉北区、伊井稔博社長)の株式を追加取得し、子会社化すると発表した。現在40%を保有する同社株式について、安川電機(株)が保有する1万4,000株を取得し、持株比率を60%に引き上げる。株式譲渡実行日は9月1日を予定している。取得価額は非開示。

 アイキューブデジタルは2020年7月、YE DIGITALのIoT製品を活用した工場自動化向けソリューション事業を分社化し、安川電機との合弁会社として設立された。製造業向け工場自動化および物流業向け自動化に関するIoTソリューションの開発・販売・コンサルティング、業務・サービス受託などを手がけている。

 発表によると、製造現場において工場内自動化やデジタル化、可視化に加え、工程間搬送の最適化や生産性向上に向け、IoT製品で取得・蓄積したデータを利活用するニーズが高まっているとして、企業や物流分野などにおけるDX推進に強みを持つ同社が経営の主導権を執ることが、アイキューブデジタルのさらなる成長に資すると判断した。

 アイキューブデジタルの2026年2月期業績は、売上高18億4,000万円、営業利益2億8,800万円、経常利益2億8,600万円、当期純利益2億8,500万円だった。純資産は5億1,100万円、総資産は9億4,100万円。24年2月期の売上高14億1,200万円から2期連続で増収となっている。

 今回の子会社化により、安川電機とYE DIGITALによる合弁関係は見直される。安川電機はYE DIGITAL株式694万300株(持株比率 38.93%)を保有するその他の関係会社であり、YE DIGITALは安川電機の情報処理業務や、同社製品に組み込まれるソフトウェアなどの受託開発も行っている。

 YE DIGITALは、本件による2027年2月期連結業績への影響は軽微としている。なお、同社は27年2月期について、売上高220億円、営業利益22億円、経常利益23億円、親会社株主に帰属する当期純利益16億円を見込んでいる。

【寺村朋輝】

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