高島・福岡市長、11月市長選不出馬をフェイスブックで表明~「長く続けることを慎重であるべき」と綴る

 任期満了にともなう福岡市長選が残り2カ月あまりに迫るなか、福岡市の高島宗一郎市長は23日夜自身のフェイスブックに、市長選(11月1日告示、15日投開票)に出馬しないことを投稿した。高島氏は九州朝日放送の元アナウンサーで、2010年の市長選で初当選し現在4期目。

 高島氏は「【大切なご報告があります】」としたうえで「私は、この選挙には立候補しません。今の任期を満了したうえで、自らの意思で、次の世代に襷(たすき)をつなぎたいと思います」と次期市長選の不出馬を表明した。

福岡市長選不出馬を表明した高島宗一郎・福岡市長のFacebook
福岡市長選不出馬を表明した高島宗一郎・福岡市長のFacebook

 また「都市の成長と暮らしの向上の好循環も着実に生まれています」と実績を述べつつ、4期目出馬の際も多選への逡巡があったことを明かしたうえで「首長という立場は、予算も、人事も、多くの権限が一人に集まる特別な立場です。とても魅力的で、やりがいのある仕事です。だからこそ、同じ人間が長く続けることには、慎重でなければならない」と長期政権となることで権力の集中を生む弊害を指摘した。

 30代で市長に就任したこともあり、若手首長や企業経営者などとの交友関係も広く、安倍晋三・麻生太郎両元首相とのつながりを生かしつつ、天神ビッグバンや博多コネクティッドといった都市整備や創業支援などに力を入れた。

 一方で、地域社会への目配りが足りないとの指摘や2017年に福岡空港への出資をめぐる問題では、高島市長と市議会が対立し議会が空転したが、自民党市議団が提出した出資を求める条例案が否決され、高島市長が提出した再議が可決する動きもあった。

 現時点で福岡市長選への出馬表明はないが、11月の次期市長選では高島路線を継承するのか、新たなビジョンを掲げた候補が登場するのかなど注目される。

【近藤将勝】

関連記事