反高市路線の自民党・石井参議院幹事長、事実上の更迭へ

 松山政司参議院議員会長が15日午後、石井準一参議院幹事長に対し、幹事長に再任しない意向を伝えていたことがわかった。明日16日に行われる自民党役員人事をめぐり、高市早苗首相はついに聖域の参議院人事に手を付けたようだ。事実上の更迭とみられる。

石井準一自民党参議院幹事長
石井準一自民党参議院幹事長

 石井氏は4月に新グループ「自由民主党参議院クラブ」を立ち上げた。発足時点で所属議員は40人を超え、自民党所属の参院議員の約4割が参加していた。石井氏らは「派閥ではない」と強調し、「メンバーが力を合わせて高市政権を支えることを約束する」と述べ、政府や党内の人事、総裁選に与える影響は「一切ない」と明言したものの、それを額面通りに受け止めた人は少ない。

 衆議院の高市首相に近い議員からは「反高市勢力の牙城」と警戒されていた。

高市首相が先の国会で2026年度予算の年度内成立を求めたのに対し、石井氏や松山政司参議院議員会長は官邸で直談判し、暫定予算を組むことを求めた。最終的に暫定予算を組み、4月7日に予算成立となったが、今回の石井氏を参議院幹事長に再任しないのは、高市首相の頭に「参議院をどうにかしないといけない」という考えがあったことは間違いないだろう。

【近藤将勝】

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