2024年09月06日( 金 )

経営教訓小説・邪心の世界

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【経営教訓小説・邪心の世界(10)】「自滅」明暗を分けた選択
【経営教訓小説・邪心の世界(10)】「自滅」明暗を分けた選択
 戸高と日向の交渉は最終段階に入っていく。不利な状況に陥った戸高は「解任だけはやめてくれ。せめて退職扱いにしてくれないか」と手のひらを返したかのような態度を示した。
企業・経済 一般
【経営教訓小説・邪心の世界(9)】反撃の狼煙(のろし)
【経営教訓小説・邪心の世界(9)】反撃の狼煙(のろし)
 先行きを案じた日向夫婦が、株主の書類を持って弁護士のもとに相談に行った。
企業・経済 一般
【経営教訓小説・邪心の世界(8)】自身の能力に陶酔
【経営教訓小説・邪心の世界(8)】自身の能力に陶酔
 戸高は、社長就任1期目で経常利益2,000万円をあげたため、自身の報酬を月額50万円にアップした。また、社員たちの給料も最低でも1万円上げた。
企業・経済 一般
【経営教訓小説・邪心の世界(7)】活況を呈する建設業界
【経営教訓小説・邪心の世界(7)】活況を呈する建設業界
 リーマン・ショックを機に建設業界が置かれた環境は一変してしまう。「建設業界は悪、談合の巣窟」というレッテルが張られたのである。
企業・経済 一般
【経営教訓小説・邪心の世界(6)】断末魔の画策(後)
【経営教訓小説・邪心の世界(6)】断末魔の画策(後)
 甲斐は本来、身内に事業を継承させたかったのだが、身内は睦美しかいない。睦美は再婚した妻の連れ子だったが、血を分けた子供以上の愛情を注いでおり、「睦美に事業を継がせたい」というのが甲斐の偽らざる心境だった。
企業・経済 一般
【経営教訓小説・邪心の世界(5)】断末魔の画策(前)
【経営教訓小説・邪心の世界(5)】断末魔の画策(前)
 故人である甲斐を冒涜するつもりは毛頭ないが、人間は死を目の前にしても無心になれないということを甲斐が証明している。2013年に昇天した甲斐は、死の1年前から事業継承を必死で画策していた。
企業・経済 一般
【経営教訓小説・邪心の世界(4)】現世の地獄(後)
【経営教訓小説・邪心の世界(4)】現世の地獄(後)
 酒は拙い、食欲はなくなる。「これは妻と同様の最悪のパターンだな」と直感した。検診の結果、肝臓が侵されていた。肝硬変と、胃の一部にがんが見つかった。
一般 企業・経済
【経営教訓小説・邪心の世界(3)】現世の地獄(前)
【経営教訓小説・邪心の世界(3)】現世の地獄(前)
杉が経営する会社の倒産を目の当たりにし、甲斐は嫌な予感がした。
一般 企業・経済
【経営教訓小説・邪心の世界(2)】栄華の極み(後)
【経営教訓小説・邪心の世界(2)】栄華の極み(後)
 1990年代は甲斐の経営者人生で最高に楽しい時期であった。再婚したこともその1つ。相手には睦美という名の娘が1人おり、甲斐の籍に入れて、かわいがった。
企業・経済
【経営教訓小説・邪心の世界(1)】栄華の極み(前)
【経営教訓小説・邪心の世界(1)】栄華の極み(前)
 甲斐が工務店を創業したのは1973年、第一次オイルショックのころである。6年後の79年、仕入れ先の建材店が大口の焦げ付きを発生させた。
企業・経済