改訂された工事標準仕様書の最新情報を提供~鉄筋継手研究会
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11月24日、九州地区における鉄筋継手の施工会社らで運営する「鉄筋継手研究会」(事務局:福岡県大野城市、河村貴夫事務局長)は、年2回行われる定例の研究会を福岡国際会議場で開催した。この定例会は「基礎編」と「応用編」に分けて行われ、建築構造物の設計・施工・監理に携わる者同士で情報を共有し、正しい鉄筋継手への理解を深め、最新の鉄筋継手技術を活用したトータルコストダウンを追求することを目指している。また、この研究会は建築工事の入札などに求められているCPD(継続職能研修)認定プログラム3単位が受講できるなどのメリットもある。
今回は「応用編」。第1部は(社)日本鉄筋継手協会特別会員の吉野次彦講師が「鉄筋接手工事標準仕様書改訂とA級継手について」をテーマに講演した。今回の主な改定として「鉄筋の直径で丸鋼の場合は標準径、異形棒鋼の場合は呼び名の数値」とした数々の改訂内容を説明。加えて、すべての継手に対する共通の規定をもつ「A級接手」についての最新情報を提供した。
第2部は信明ゼネラル(株)の田中光一氏が登壇。「仕様書改訂に準拠する超音波深傷法について」をテーマに講演。田中氏は超音波深傷法調査研究の報告を始め、今回の仕様改訂による最新情報などを報告した。参加した受講者は熱心に、鉄筋継手の変化、工事方法の変化について熱心に聞き入っていいた。同会は、今後も定期的に研究会を開催する予定。次回は「基礎編」となり開催時期は春ごろを予定している。
【道山 憲一】
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