総額7兆円の事業買収、21世紀フォックスがディズニー傘下に
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エンターテイメント界のトップランナー、ウォルト・ディズニー・カンパニー(以下、ディズニー)は14日、同業で映画・テレビ製作などを手がける21世紀フォックス(以下、フォックス)の株式を取得すると発表した。取得価格は約5兆9,000億円。ディズニーはフォックスの映画・テレビ事業(ニュース・スポーツ部門を除く)を買収することで、エンターテイメント事業の強化を図る。
また、ディズニーはフォックスの債務約1兆5,000億円も引き受ける予定で、買収規模は総額約7兆4,000億円に上る。
ディズニーはこれまでにも、2009年8月に「アベンジャーズ」「アイアンマン」などの人気コンテンツをもつマーベル・エンターテイメントを、12年10月に「スター・ウォーズ」シリーズで知られる「ルーカスフィルム」を買収し、映像事業の拡充に努めてきた。
フォックスは人気シリーズ「X-MEN」の映像化権利をもつ。今回の買収により、ディズニーが配給する映画「アベンジャーズ」を始めとする※MCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)への、デッドプールなどX-MENシリーズの人気キャラクターの合流が期待される。
【代 源太朗】
※MCU:共通の世界観のなかで展開されるスーパーヒーローの実写映画化作品群。現在最も大きな興行的成功を収めている映画シリーズでもある。
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