今国会8割以上で賛成~野党は「なんでも反対」か
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18日、改正公職選挙法が賛成多数で可決された。これにより、参議院定数は現在242から6増えて、248となる。野党は「身を切る改革に逆行する」などとして反対したが、押し切られた格好だ。「なんでも反対する」と揶揄される野党だが、ある野党議員を例に挙げると今国会で成立した法律案の内、8割以上に賛成していたことがわかる。
この野党議員が、今国会で反対したのは15議案。健康増進法の改正、民法改正、TPP関連法案、働き方改革法案、IR整備法案、ギャンブル依存症対策基本法案、公職選挙法の改正法案など注目法案での反対が目立った。「何でも反対というのはミスリード。必要な法案であれば賛成しているし、事実、議員立法では9割賛成した。参院6増はもとより、カジノよりも7月5日から発生した豪雨災害への対応を急ぐべきではないか」と前出の野党議員は話す。
22日、通常国会が閉幕した。確かに、「なんでも反対」で無駄に議会を長引かせ、国益に重要な法案が廃案となることは避けなければならない。しかし、西日本で豪雨被害が拡大している最中、どさくさに紛れて「参院6増法案」を成立させるなど、「なんでも賛成」で拙速に押し切った与党の責任はさらに重い。
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