2024年12月23日( 月 )

福岡市の産廃処分場に警察出動 トラブル発生か

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 10月12日午後、福岡市博多区の金隈産廃処分場に複数のパトカーが出動する騒ぎが起きていたことが関係者への取材でわかった。処分場の土地、および重機などの所有者が処分場運営業者に対し、その使用をやめるように通知したためで、お互いが言い分を譲らず双方が警察へ通報したという。処分場運営で使用されている散水車やコンパクターは同処分場の土地所有者が購入したものだという。

 産廃処分業許可を持ち、同処分場を運営するのは(株)和幸商会(福岡市博多区)。同社は処分場を一時閉鎖して別会社へ事業譲渡するかたちで事業再開を目指していたが、地主が「不適切な廃棄物を受け入れている疑いが強い」として、土地の使用許可を与えなかったため、計画は進んでいない。和幸商会は従前の状態で9月末に事業を再開している。10月28日に同社は産廃処分業の許可の期限を迎えるが、福岡市産廃指導課によると、10月12日時点でいまだ更新手続きはなされていないという。

【東城 洋平】

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