7社中5社が減収 九州地場ホームセンター17年度売上高
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九州ホームセンター主要7社の2017年度決算によると、ニシムタと祐徳自動車を除く5社が減収だった。人口減と地域経済の不振が重なり、全国チェーンに比べ業績不振が深刻になっている。
7社中、専業はナフコとグッデイ、ハンズマンの3社で、ほかは食品スーパーなどとの兼営。3.4%増のニシムタは低価格業態スーパーセンターが寄与したと見られる。来年4月、熊本県合志市に直営のスーパーセンターとホームセンターを核店舗にする、総店舗面積1.6万m2の大型商業施設を開業する。
祐徳自動車は社名に自動車の名称が付いているが、売上高112億円の大半は食品スーパーとホームセンターで占める。
九州のホームセンターは福岡県を除きほぼ1県1社に集約された。福岡を除き人口が減り市場が頭打ちになる一方で、コメリを始め全国大手の出店が続いている。コメリは今期、鹿屋、朝倉、甘木の大型3店を出す。今年7月にはLIXILビバが九州進出1号店をイオン佐賀ショッピングセンターに出店した。
九州首位のナフコは2.4%の減収で、9月中間も2.4%減だった。店舗密度の高い九州では市場の伸び悩みで自社内競合が激化、不採算店閉鎖を余儀なくされている。
独自の店づくりで業績を伸ばしてきたハンズマンは、前6月期は3.6%減だった。過去5年出店を見送っており、福岡県を除く地方店は人口減の影響を受けている。
ニシムタとホームインプルーブメント(HI)ひろせ、祐徳はホームセンター以外の事業に軸足を移している。
<九州ホームセンター売上高上位7社>
1.ナフコ・・・・ 225,511(▲2.4)
2.ニシムタ・・・・67,300(3.4)
3. HIひろせ・・・・36,513(▲0.4)
4.グッデイ・・・・31,564(▲1.5)
5.ハンズマン・・・31,050(▲3.6)
6.イオン九州・・・18,779(▲5.2)
7.祐徳自動車・・・11,200(1.8)(単位百万円、カッコ内前期比増減率%、▲減。ニシムタとイオン九州2月期、HIひろせ5月期、ハンズマン6月期、ほかは3月期)
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