区別できていますか?「業種」と「職種」
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転職の際の面接や、履歴書への記入でほぼ必ず問われる前職の「業種」と「職種」。簡単そうでいて、判別できておらず、面接の場などで誤った回答してしまう人もいます。そこで今回は、この2つの違いについてご説明します。
【業種】
業種とは、その企業(または個人)の事業の種類を指します。たとえば「不動産」や「医療・福祉」など、主要となる商材やサービスなどによって分類されています。2013年10月に改訂された経産省の「日本標準産業分類」では、まず20の業種に大別され、そこから中分類、小分類と細分化しています。例:農業、建設業、サービス業、金融業、小売業
なお、類似する言葉に「業界」があります。「業界」は「アパレル業界」や「食品業界」など、同じ事業を営む企業を一括りにしたものです。ただし「業界」と「業種」はほぼ同列に扱われていることも多く、この2つの違いについてはそう細かく区別する必要はないといえます。
【職種】
職種とは、企業の業務内容で分類される仕事の種類を指します。「営業部」「総務部」「開発部」など、所属する部署の業務が自分の職種と考えるとわかりやすいでしょう。ハローワークのインターネットサービスでは「職業分類コード一覧」が公開されていますので、こちらを参考にすることも可能です。例:事務員、技術職、営業職、医師
いかがでしょうか。面接の場で2つの使い分けができていないからと、不採用になる可能性は低いかもしれません。しかし、きちんと区別したうえで前職の説明をできた方がスムーズであることは間違いありません。また、社会人として理解しておくべきだと言えます。基礎を疎かにせず、きちんと理解したうえで就活の準備に臨みましょう。
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