【業界ウォッチ】スポーツオーソリティ　アーバンステージ

　イオンのスポーツ専門店「スポーツオーソリティ」は、新業態の「スポーツオーソリティ アーバンステージ 」を10月25日開業した広域型ショッピングセンター「テラスモール松戸店」（千葉県松戸市）に出店した。

　「ライフスタイル」「アウトドアスタイル」「スポーツスタイル」それぞれのシーンを楽しむ人たちに向けた約800の大型セレクトショップでウエアをメインに展開。ウィメンズとメンズを中心にキッズも取り扱っている。

　売り場も3つにわかれておりライフスタイルでは、「ナイキ」「ニューバランス」といった人気ブランドに加え、「ルーカ」「ハーレー」などの人気サーフブランドをもそろえ、英国のアウトドア・ライフスタイルブランド「バブアー」を導入している。

　アウトドアスタイルは「ノースフェイス」「コロンビア」をはじめとした人気ブランドや、ハイグレードな商品も提案、ウトドアシーンからビジネスシーンまで幅広いシーンで着られるアイテムを展開する。

　スポーツスタイルでは、「ナイキ」「アディダス」「ダンスキン」などの人気ブランドアイテムを豊富に取りそろえ、普段使いからフィットネスシーンまで、おしゃれにスポーツを楽しむ女性に幅広いアイテムを提案する。

　さらに人気のヨガブランド「スリア」のアパレルを展開し、ヨガとランニングニーズをメインに需要の取り込みを図る。

　すでに展開している“スポーツ×ファッション”のセレクトショップ「CORNERS SPORTS AUTHORITY」を併設し、人気ブランドのカジュアルシューズやスポーツブランドアパレルをそろえている。

　アウトドアやスポーツウエアは、ファッショナブルなアイテムも登場している。とくに女性向けは売れ行きも良く、ラインアップが拡大している。

　スポーツ専門店からファッション領域に踏み込んだことにより、スポーツとのボーダレス化の加速へとつながっていくだろう。それは低迷するアパレル業界にとって脅威でもあるが、マーケットの活性化を促し、自らが市場を開拓することでチャンスにもなるだろう。