ファーストリテイリングの柳井氏が京都大学に100億円寄付~iPS細胞を用いた研究などを支援
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京都大学は24日、ユニクロを運営する(株)ファーストリテイリングの柳井正代表取締役会長兼社長から、総額で100億円の寄付を受けると発表した。
ともにノーベル賞を受賞している本庶佑特別教授が行う「がん免疫療法」の支援や山中伸弥教授のiPS細胞を用いた研究などに充てられる。
寄付金100億円の内訳は、がん免疫療法に対して50億円(5億円×10年間)の「柳井基金」を設置、iPS細胞を用いた研究に対して45億円(5億円×9年間)、「新型コロナウイルス研究プロジェクト」に対して5億円。
iPS細胞を用いた研究に対しての寄付では、免疫拒絶がない自己由来のiPS細胞を100万円程度で提供する「my iPS細胞プロジェクト」に活用される。京都大学は同プロジェクトにより、「患者さん自身の細胞からiPS細胞を安価に短期間で作成する方法を開発し、免疫反応によるリスクの少ない再生医療を多くの人に届け、iPS細胞技術を産業界に橋渡しすることによるiPS細胞を用いた医療の実現に貢献することが期待できる」としている。
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