【安倍首相辞任(1)】安倍首相が6年で身を引いていたら
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安倍首相と親戚づきあいをしているAさんが悔やむ。「第二次政権を組閣するにあたって6年までを限度にして全力投球しなさい。ここで一度、身を引けば、必ずもう一度首相の芽がでてくる。そうすれば故郷の伊藤博文大先輩と並べるよ」と助言した。A氏はかなりの気学の蓄積を持った方である。透視能力は周囲に高く評価されている。しかし、安倍首相はこの助言を無視したそうである。
「今回の辞任でもう復帰の芽を自ら潰してしまった。後継者も育てられず山口県から総理を誕生させる可能性も薄くなった」と解説する。A氏は安倍首相の実父・安倍晋太郎外務大臣にも「大臣、世界中を廻りました。お疲れが蓄積しています。もうそろそろ休憩して総理大臣のポスト取りの準備をしましょう」と助言したことがある。だが残念ながら1991年に急逝した。67歳であった。
後継者の件でも意見を具申している。安倍首相は父・晋太郎氏の基盤を引き継ぎ、1993年山口1区(最後の中選挙区制度の選挙)で初当選した。2期目の選挙は、1996年10月で最初の小選挙区の選挙となった。ここで大先輩の林義郎代議士が中国ブロックに鞍替えしてくれて安倍首相に山口1区を譲った。この歴史背景を知らないと今からの話を理解できない。頭に叩き込んでいただきたい。
A氏は「安倍首相!小選挙区は林芳正参議院議員に譲って中国ブロックに移られたらいかがですか!お返しの意味と次期後継者育成にもなります」と提案した。この意見もまたまた無視された。林芳正氏は現在も参議院議員である。政界での定説では参議院議員は首相にはなれない。だからこそ安倍首相引退以降は山口県内には首相該当候補がおらずに当分、無理ということになる。
さぁ、親父さんは67歳で政治生命も寿命も途絶えた。安倍首相の年齢は近々、66歳になる。来年67歳になるが、寿命の面では越えられるであろう。だが政治生命の面では越えることができるだろうか。やはり己の運勢を蔑ろにしたら罰が当たる。
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