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自民党所属で3期目の代議士に「安倍さんは自派閥(細田派)に岸田で固まれ!と命じられないものですかね?」と質問したところ、「いやぁ、安倍首相としても菅・岸田両氏に肩入れした発言はできませんよ」と自民党の裏話というか慣習を教えてくれた。筆者は「そんなものか?」と思いつつも腑に落ちなかった。「安倍氏にとって岸田氏は家業(代議士業)3代目であり、代議士業の同期であるから叩き上げの菅氏とは肌が合わないはずである。少なからず岸田氏に肩入れする気持ちがあったのではないか!」と推測した。
ところがだ!安倍首相を支えていた細田派は8月31日の段階で早々と菅氏への支持を表明した。「“甘ちゃん”の岸田氏にはとてもじゃないが、国家経営を託すわけにはいかない。事業継承(国家運営の継承)をできるのは菅氏だ!」と幹部たちが判断し、菅支援の旗印を鮮明にした。
こうなると一番狼狽しているのは安倍首相だろう。「『権力から離れる』と表明すると、こんなに脆く、早く人心(代議士たちの稼業意識)が離れるのか」と悲壮感を抱いたのではないか!本当に「義理張りゼロ」の世界へと劣化した。現在の派閥の結束は儚いものよ!
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