ミスターマックスHD第3四半期、経常利益3.2倍に急増 巣ごもり消費で既存店9.4％増

　ミスターマックスHDの第3四半期（2020年3～11月）連結決算は、前年同期比で営業収益が8.9％増、経常利益が3.23倍に急増した。2月期通期予想を上方修正する。

　元社員のリベート不正受領疑惑で決算発表が遅れていた。

　巣ごもり消費で既存店売上が想定を上回る9.4％伸びた。低価格販売が減り、粗利益率が22.84％と1.66ポイント改善された。販管費の伸びが0.4％にとどまったこともあって利益が大幅に増えた。不正受領による利益への影響額は経常利益で1,800万円、当期純利益で4,100万円としている。

　通期の営業収益は当初予想を約20億円上回る1,307億8,000万円（前期比6.9％増）の見通し。営業利益は予想比11億5,900万円強増の60億円（144.8％増）、経常は同約10億円増の57億円（154.7％増）、当期純利益5億6,000円増の34億2,000万円（158.7％増）に修正する。

　年配当を17円増配し31円にする。

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