本業の収支、今期初の黒字に ミスターマックスHD、巣ごもり需要で

　ミスターマックスHDは今期決算で本業の小売の収支が黒字になる見通しだ。前身のMrMax時代を通じて少なくとも過去20年間では初めて。

　前期は商品売買差益である粗利益（売上総利益）が249億7,500万円に対し、販管費が273億3,600万円と差し引き23億6,100万円の赤字で、テナント家賃など営業収入48億1,100万円で埋め、営業利益24億5,000万円を上げていた。

　今期に入りコロナ禍の巣ごもり消費で売上が拡大、粗利益率の改善と販管費削減も加わって8月中間期では小売業の収支が黒字転換。第3四半期（20年3～12月）では粗利益217億4,800万円に対し販管費206億2,100万円と、11億円強の黒字だった。

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