消費者庁長官、トクホ制度見直しに言及

　消費者庁の伊藤明子長官は24日の定例記者会見で、特定保健用食品（トクホ）制度の見直しに言及した。19日に取りまとめられた「特定保健用食品制度（疾病リスク低減表示）に関する検討会」の提言（Net IB News22日掲載）を受けての発言。

　伊藤長官は、（1）虫歯に関する疾病リスク低減表示の見直し、（2）許可文言に柔軟性をもたせることについて、「できるだけ早く実施したい」との考えを示した。

　今後の課題に挙がったトクホ制度全般の見直しについては、「私の感想を申し上げると、健康食品全体をどのように考えるかが大切で、そのなかでトクホ制度をどう考えるかという視点も大事。そういうことも含めて、制度全般を議論すると受け止めている」と述べた。

【木村　祐作】