2024年11月23日( 土 )

【読者投稿】「徹底告発/福岡大・朔学長の裏面史」に寄せられたご意見(3)「私物化」というより「独裁化」

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 NetIB-Newsでは7月1日から「徹底告発/福岡大・朔学長の裏面史」を掲載している。記事の反響は大きく読者からさまざまなご意見が寄せられている。編集部ではそのなかから厳選したご意見を掲載していくことにする。

 誠に申し訳ありませんが、非常に近しい間のため、何が起きるかわかりませんので完全に匿名で意見を述べさせていただきます。

 まず、今回の記事は、揚げ足取りの感が否めず、来年度の学長選を狙ったネガティブキャンペーンとしか思えないような印象で、学内でも同じようにとらえられている感があります。

 その理由としまして、私物化と言っている割には、具体的に何を私物化しているのかわからないことです。次に、業績に関してですが、ギフトオーサーは、以前はどこでも行われていた慣習(悪しき慣習でしょうが)であり、医学部だけにとどまらず、すべての研究者に当てはまる可能性があるからです。さらに、ラストオーサーは、その研究および発表などの最終責任者であり、その部門のトップに立つ人間が、内容などに関して最終的に責任を持つという意味合いが強いことから教授の名前が最後に乗るのは当然と考えるからです。また、業績のダブりに関しては、指摘のように誤りでは済まされないと思いますが、自動で収集するようなサイトもあることから、多くの部下を抱えていて自分の業績のチェックまでは手が回っていないというところではないかと感じてしまうからです。

 次に、すでにご存じで。これから記事にされるのかもしれませんし、裏取りをれているかもしれませんが、もっと具体的に調べて記事にしていただきたい内容です。

 まず、私物化に関してですが、私物化というより独裁化の色が強いと感じています。まず、一番は福岡大学3病院の院長に関してです。これまで、院長は『予備選挙→決戦選挙』のような選挙で選ばれておりましたが、学長就任後は『予備選挙→選挙で選ばれた2名から学長が先行』となり、現在は学長の選任した選考委員にて選考され、学長が承認する形となっております。これが何を意味するかというと、病院の運営はすべて学長の意向によってなされるということではないかと考えております。これは病院長だけではなく、看護部長選出も同様になっていると聞いており、医師だけではなく看護師なども自分のコントロール下に置いているということではないかでしょうか。このことは、各病院長の診療科をHPなどで確認して頂くと明白です。また、本院を除く、分院の教授選考は一般公募ではなくなったことから、分院教授の選考に関しても学長の影響がぬぐえない状況であることは容易に予想ができます。

 ここから先は、聞いた話ですので、実際は分かりませんが、学長による様々な人事への介入が教授選考など医師だけにとどまらず、あると聞いています。教授候補であった人が別の候補者に脅され辞退した、上司に意見を伝えたところ意にそぐわなかったらしくポストの剝奪を言われた、退職を申し入れたところ強く叱責されたなどなど。中には、福岡大学のパワハラ委員会へ相談することも検討したそうですが、対象となる相手は学長によって選考された立場の場合がほとんどであり、最終的に学長にすべて握りつぶされ、さらになるハラスメントを受けることを危惧して、結局のところ相談はしてないと聞いています。

 また、それ以外にも、大学職員への各種手当のカットや人員削減など行われているようですが、コロナの影響で済まされていることも多いようです(実際そうなのかもしれません)。

 また、業績に関しては、先述したようにラストオーサーは教授などであれば研究責任者や執筆内容の最終責任者として当然のことですので、ファーストオーサーとして出している数や内容を吟味すべきと考えます。おかしなところが出てくるかもしれませんし、ゴーストライターの存在も浮かび上がるかもしれません。教授になる前の研究業績によって、教授さらには学長にまでなったいるのですから、問題とすべきは教授になる前の業績だと考えます。

 今回の記事も少し学内で話題になっているようですが、大勢に影響なしとみられています。学長就任後に役職に就いた人物、学長の影響下にある各病院長、様々な利害関係にある教授陣や教職員や事務職員など、御社が取材や裏取りをすればもっとたくさんの有意義な話が出てくるのではないかと思います。

 (日大のようなことにはならないと思ってはいますが)今何とかしないと日大問題のように大きくなってしまうのではないか危惧しており、この記事が、学長選のネガティブキャンペーンで終わらず、福岡大学の学生・職員が胸を張って福岡大学関係者だと言えるように改革できる礎になってほしいと考えています。

※原文ママ 

※NetIB-Newsでは今後も「徹底告発/福岡大・朔学長の裏面史」を掲載していきます。朔学長についての情報をお持ちの方はコチラまでお願いします。

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