
服部誠太郎・福岡県知事が8月3日から5日間の予定で、ハワイ訪問を計画していることがわかった。新型コロナウイルスの感染拡大が続くなか、福岡県は7月6日に「福岡コロナ警報」を発動しており、県民に行動規制を求めるなかでのハワイ視察について、県庁内部から疑問の声が挙がっている。
ハワイ視察は、福岡県がハワイ州と姉妹州提携を結んで40周年を迎えたことで昨年計画されていたが、コロナ禍のために1年延期されていた。関係者によると、県知事に加えて県議会議長と県議会議員総勢20人以上、さらに県庁職員が随行して訪問する計画だという。
既報の通り、福岡県内でも新型コロナの感染拡大第7波が始まっているなか、一部医療機関では一般診療に支障が出るなど、感染拡大の影響が強く出始めている。非常事態が迫るなかでの公費を使ったハワイ視察には、県庁職員の間から「苦しんでいる県民も多い。今の時期に大がかりなハワイ視察が必要なのか」という声が上がっている。
「ハワイでの公式行事はそれほど多くなく、知事や県議たちの慰安旅行といった側面は否めません。ハワイ視察はいまだ県民に対してアナウンスされず、県庁内でかん口令が敷かれていることからしても、当の知事本人たちが後ろめたく思っているのでは」(県庁職員)
福岡県庁の担当者は「昨年、周年事業としてハワイ訪問が計画され、延期されていた。計画は当初予算にも記載されている。(8月訪問計画については)プレスリリース前なのでお答えできない」としている。
【データ・マックス編集部】
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