大阪・関西万博、相次ぐ中核パビリオンの入札不成立
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2025年大阪・関西万博の会場整備で、入札不成立が相次いでいる。12日には入札不成立6件が発表され、9月、10月にも4件が入札不成立となっている。
12日に発表された6件のうち、5件は同万博の中核事業である「いのちの輝きプロジェクト」のパビリオン建設工事。同プロジェクトは、映画監督の河瀬直美氏や、放送作家の小山薫堂氏、生物学者の福岡伸一氏など、各界で活躍する8人がプロデュースする。
河瀬氏のパビリオン(税抜き予定価格10億6,671万1,000円)と小山氏のパビリオン(同9億8,129万1,000円)には応札自体がなく、アニメーション監督でメカニックデザイナーの河森正治氏(同10億4,549万円)、メディアアーティストの落合陽一氏(同6億3,620万6,700円)、慶応義塾大学医学部教授の宮田裕章氏(同14億253万2,000円)のパビリオンは予定価格の範囲内での応札者がいなかった。このほか冷水プラントの設置、運用・維持、撤去に関する業務委託(同66億1,462万円)も予定価格の範囲内での応札者がいなかった。
「いのちの輝きプロジェクト」をめぐっては、10月31日に福岡氏のパビリオン(同12億1,704万円)も入札不成立となっている。
【新貝 竜也】
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