健康食品など231商品で法違反が疑われる表示

　消費者庁は27日、インターネット上の健康食品などの表示を監視した結果、231商品（230事業者）で健康増進法に違反する恐れのある表示が見つかったと発表した。事業者に表示の改善を指導するとともに、ショッピングモールの運営事業者に表示の適正化への協力を要請した。

　監視は昨年10～12月、ロボット型全文検索システムと目視によって実施。検索キーワードとして、「がん」「リウマチ」「関節通」「インフルエンザ」「免疫」「老化防止」「ダイエット」「乾燥肌」などを用いた。

　健康増進法で禁止する「誇大表示」に該当する恐れのある表示は、健康食品145商品、加工食品49商品、生鮮食品20商品、飲料など17商品で確認された。

　健康食品では、「ガン予防」「アルツハイマー」「免疫調節作用」「インフルエンザ」「関節痛」「アトピー」「更年期障害」などと表示。

　加工食品では、「免疫力アップ」「老化防止」「リウマチ」「ピロリ菌」「抗酸化作用」などと標ぼうしていた。生鮮食品や飲料などでも同様の表示が見つかった。

【木村　祐作】