台湾の「おもてなし」の精神に触れて〜台北サンライオンズクラブ40周年記念行事参加記
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福岡市在住の経営者・柳川氏より、台湾視察旅行のレポートが寄せられた。ここで読者の皆さまにも共有したい。
蒸し暑い台湾の地に降り立つや、台北サンライオンズクラブの熱烈な歓迎を受けた。
その日はサンライオンズ40周年行事の日。皆、破顔の笑顔で対応してくれる。お国柄ともいえる友情表現である。しかし開始15分前になっても来賓は数人のみ。18時ギリギリになってようやく出揃い、突然始まる様もお国柄かなと感じる。
役員紹介もかなりのスピードである。式典はあっという間に終了し、早々に乾杯のはこびとなる。 とにかく忙しい。次から次に乾杯を求められ、それに笑顔で応えていくこと20分。
小さいグラスに注がれるのは58度のウオッカである。まともに飲むとぶっ倒れるに違いないと直感し、ペースを落として対応するが、相手はとにかく「一気」の催促。これもここの良いところである。
そうするうちに壇上ではダンスが始まる。当クラブ会長は手習いでダンスを踊るが、どう見ても不器用さが 先に目立ち、その光景は吉本新喜劇級に等しい。
行事は無事に終えるが仕切り直しで夜の屋台街へと散策。そこで軽く流して1日目は無事終了である。
2日目は朝9時、ホテル前に立派なバスが横付けされ、それに全員乗り込んで総統府を案内される。入り口には機関銃を持つ憲兵が2人、鋭いまなざしで立っており、その様子は異様である。 特別なガイドの案内により、くまなく説明を受けながらの満足なツアーとなる。
その後、故宮博物館で台湾のお宝を拝見する。ものすごい数のお宝。それも、とにかく国宝物ばかりである。 皆さまはよくご存じのことであろうから、説明は省略する。
地元の方々との会話のなかで、中国侵攻について尋ねる。いまだ実感がなく、香港みたいなことはあるまいと思うとのコメント。これもお国柄かなと思うが、実際そうなれば日本国も無傷では済まなくなることを考えると、現実として起こってほしくないと願うばかりである。
また、愛国心は日本以上であることも、地元の方々との会話から感じ取れる。
二泊三日の行事参加であったが、大変友好的に厚くもてなされ、非常に幸福感を感じた。
自クラブの60周年行事は同等のおもてなしをせねば、今から準備に時間をかけて対応したい、との思いを強めつつ、帰路に就く。関連キーワード
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