百道中学校の内部改造にともなう電気工事、リオスが落札

　福岡市発注の「百道中学校校舎内部改造その他電気工事（B長寿命化2）」を、（株）リオスが5,830万円（税別）で落札した。工期は10月31日までを予定している。

　市では、学校施設の約8割が築30年以上経過していることから、老朽化対策として2020年に「福岡市学校施設長寿命化計画」を策定している。従来、築30年で大規模改造、築60年で建替えを行ってきたが、そのような保全対応では今後30年間における年平均のコストが約271億円にもおよぶため、同計画では長寿命化型予防保全を採用。築40年で長寿命化改修、築20年・60年で大規模改造、築80年で建替えと設定した。これにより、年平均のコストを約221億円まで削減することが可能になる（下表参照）。

　なお、「野多目小学校校舎内部改造電気工事（A長寿命化2）」は栄共電設（株）が8,250万円（税別）で落札しており、「花畑小学校校舎内部改造電気工事（B長寿命化2）」は中止、「田隈中学校校舎内部改造電気工事（A長寿命化1）」は不調となった。

▼合わせて読みたい
福岡市の入札不調が増加、深刻な人手不足と廉価発注（後）

【代　源太朗】