住宅購入者の装飾の現状とこれから
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~あなたのターゲットは誰ですか!?~
今回は、「住宅購入者の装飾(看板)の現状とこれから」についてお話しします。
まずは、そもそも「広告ターゲットは誰か」という話をしていきます。多くの会社が陥ってしまう負のスパイラルとして、現地装飾=目立たせたい → 目立つ色・デザインの装飾をする → 集客につながらないという流れになっています。
現地の装飾といえば、やはり他社より目立たせたいと思いますが、「目立たせる」というところにフォーカスをすると、どうしても派手な装飾をしてしまい、なかなか集客につながらない、思ったほど成果が出ないということがあると思います。
そこで重要になってくるのが、ターゲットを絞り込んだ集客施策です。いろいろな人を集客したいという気持ちがあると、「目立たせる」ということにフォーカスしがちですが、自社の適切なターゲットのみを集客できれば、十分ではないでしょうか。
ここでクイズです。「新築一戸建の住宅購入者の平均年齢は何歳でしょうか?」。
いろいろな統計があるので、皆さまもだいたいの層は把握されていると思うのですが、改めて考えてみてください。
正解は37.4歳です。このクイズは年齢だけでしたが、住宅はだいたいファミリーが購入されていくと思いますので、家庭内の購買の意思決定権などの詳細を見ていきましょう。調査では、家庭内における意思決定は女性が8割(購買意思決定権をもつ)という結果が出ています。しかし、その一方でミレニアル世代(調査では25~39歳)では、時代の流れもあり「夫婦で決める」がスタンダードになってきているということもわかりました。
つまり、ミレニアル世代では、家庭内の購買の部分を夫婦で決めることが多くなっています。つまり、夫1人が自由に決められる領域が狭くなってきているということです。
~世界のトレンドは「女性化」してきている~
女性よりもスキンケアについて詳しい男性も、増えてきていると思います。また、爪を磨くだけではなく、マニュキュアなどを使ってネイルまでされているような男性も増えてきています。
ここで何が言いたいかというと、今やはり「世界のトレンドは女性化してきている」ということです。これは別に男女差別をするわけではないのですが、男性も「従来の男性的な価値観」から離れ、これまで「女性的」といわれてきた考え方、好むものに近づきつつあります。そのため、トータルとして女性を意識した販促施策が重要になってきています。
しかし、消費の8割に女性の意向が反映されているにもかかわらず、商品やサービスを提供する企業側の意思決定者の約9割が男性だという不思議な構図ができあがり、考え方にどうしてもギャップが出やすいというような状況になっています。
次回はこの続きをお話しします。
<プロフィール>
山本 啓一
(やまもと・けいいち)
1973年生まれ。大学に5年在学し中退。フリーターを1年経験後、福岡で2年ほど芸人生活を送る。漫才・コントを学び舞台や数回テレビに出るがまったく売れずに引退。27歳で初就職し、過酷な飛び込み営業を経験。努力の末、入社3年後には社内トップとなる売上高1億円を達成。2004年、31歳でエンドライン(株)を創業。わずか2年半で年商1億2,000万円の会社に成長させる。「エッジの効いたアナログ販促」と「成果が見えるメディアサービス」でリアル店舗をモリアゲる「モリアゲアドバイザー」として、福岡を中心として全国にサービス展開中。月刊誌 I・Bまちづくりに記事を書きませんか?
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