イタンジ、売買DXのハウスマートを25億円で子会社化

　GAテクノロジーズ（東証グロース）の子会社で不動産賃貸DXサービスを提供するイタンジ（東京都港区）は、不動産売買DXサービスを提供するハウスマート（東京都港区）が発行する全株式を取得し、子会社化する。

　株式の取得価額は24億9,600万円で、ハウスマートの代表・針山氏のほかベンチャーキャピタルなど11社から来年1月4日に取得する予定。

　イタンジは、不動産賃貸管理、賃貸仲介領域に対して業務効率化システムをはじめとしたプラットフォームを提供しており、不動産賃貸業務支援4サービスの導⼊顧客数約2,700社（10月末時点）を誇る。

　ハウスマートは、不動産売買仲介営業の支援に特化したシステム「プロポクラウド」の開発・運営を手がける。
　「テクノロジーの力で業界課題を解決したい」という想いと、「賃貸領域・売買領域の事業が統合することは本質的な顧客ファーストに繋がる」という考えにより、経営統合に至ったという。

　ハウスマートは、2023年9月期に2億8,317万円の売上高、1億6,188万円の経常赤字を計上していた。同期の純資産は1億3,233万円。

【永上　隼人】