広告レイアウトから考える、キャッチコピーの極意
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キャッチコピーを考えるとき、何を基準にしているでしょうか?「伝えたいことを伝える」や「何となくかっこいい感じ」という基準で考えている方もいるかもしれません。今回は、「広告レイアウトから考えるキャッチコピーの極意」に絞ってお話しさせていただきます。
そもそも、キャッチコピーは何のためにあるかというと、消費者に気づいてもらい、自社の商品やサービスに興味をもってもらうため。さらにいえば、自社を好きになって覚えてもらうためです。商品やサービスに添えられた文章を見て、消費者はその商品が興味のあるものか、自分にとって必要なものかを判断しています。キャッチコピーは、消費者の商品への興味・関心を引くためのフックとなります。面白かったり、考えさせる内容であったり、場合によっては不安を煽ったりすることもあります。消費者の心を動かすことが重要なのです。
キャッチコピーはどうつくる?
キャッチコピーを作成する前に、次の3点を考えてみましょう。
①広告の目的を決める
好きになって欲しいのか
すぐに買って欲しいのか
記憶に残したいのか②誰に向けた言葉なのかを決める
優しい言葉なのか
敬語なのか
友達口調なのか
どのように表現するかを決める③短くまとめる
リズム感の良さを意識する
商品サービスについて間接的にでも伝えられている
面白みや驚きがある改行しやすいほうが良い?
キャッチコピーでは、改行のしやすさも大切です。広告媒体によってはレイアウトに制限があり、ウェブバナーは縦長・横長・正方形などさまざまな比率が存在します。チラシでも、写真やレイアウトの制約があります。さまざまな環境で対応できるキャッチコピーの方が、使い勝手が良いといえます。
たとえば、「モリアゲる。オモシロく。」は1行でも2行でも表示できます。では、「ネクストコミュニケーションツールは手紙」はどうでしょう。改行が難しく、バランスが悪くなりがちです。ほかのやり方で表現できないかを、もう一考したほうが良いでしょう。
今回の記事を読んで、キャッチコピーに興味をもっていただけたでしょうか。キャッチコピーに悩んだ際は、優秀な広告会社へお問い合わせください。ただし、丸投げはいけません。何を誰に伝えたいのか、その商品はどんな物なのかがわからないと、消費者の心に響くキャッチコピーはつくれません。良いキャッチコピーをつくるために一緒に考え、より集客効果のあるものにしていくことが最適解です。
次回も、マーケティングに役立つ情報を提供していきますので、ご期待ください。
<プロフィール>
山本啓一
(やまもと・けいいち)
1973年生まれ。大学に5年在学し中退。フリーターを1年経験後、福岡で2年ほど芸人生活を送る。漫才・コントを学び舞台や数回テレビに出るがまったく売れずに引退。27歳で初就職し、過酷な飛び込み営業を経験。努力の末、入社3年後には社内トップとなる売上高1億円を達成。2004年、31歳でエンドライン(株)を創業。わずか2年半で年商1億2,000万円の会社に成長させる。「エッジの効いたアナログ販促」と「成果が見えるメディアサービス」でリアル店舗をモリアゲる「モリアゲアドバイザー」として、福岡を中心として全国にサービス展開中。月刊誌 I・Bまちづくりに記事を書きませんか?
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