【1/ 24~2/2まで】福岡県大川市が天神で「大川の匠展」を開催
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福岡県大川市は1月24日(金)から2月2日(日)までの期間、福岡市中央区の警固神社社務所ビル5階で「大川の匠展」を開催している。プロデュースは、(株)八芳園(東京都港区)グループの(株)八芳園エリアプロデュース警固(福岡市中央区)。
大川市は約490年の歴史を有する家具・建具の一大産地。その伝統を継承し卓越した技能と見識などを有する、「大川の匠」と認定された8人の職人が手がけた作品が展示されている。
展示会に参加している職人には、大川組子の技を継承し、日本初の豪華クルーズトレインであるJR九州の「ななつ星 in 九州」や、幻の豪華客車「九州鉄道ブリル客車」を蘇らせた「或る列車」のラグジュアリーな内装を手がけた木下正人氏らがいる。
展示作品は、8人の職人自らが厳選した伝統技が施された、普段は見ることができない貴重な家具や組子作品。加えて、大川市の職人と(株)八芳園が共同開発した組み立て式茶室「無常庵-MUJYOAN-」も設置されている。
このほか、来場者を対象に、大川の伝統技の組子でオリジナルのコースターをつくることができるワークショップ「組子コースター制作体験」を毎日開催。また、土・日には職人による「組子制作実演」や、「かんながけ実演・体験」を実施する。
匠の作品を展示する会は、大川市以外では初めて。24日に行われた開会式には江藤義行福岡県大川市長らが出席した。
市長は「この展示会は大川の匠の手による家具・建具、組子作品が一堂に会した、至高の技と究極の美というテーマにふさわしい記念すべきもの。福岡都市圏はもちろん、海外からお越しの皆さまにご覧いただき、大川市の木工の歴史を感じていただけたら幸いです。展示会を機に本市のインテリア産業のすばらしさを多くの方々に知っていただき、観光地としても来訪していただけることを期待しています」と語った。
■EVENT INFORMATION
「大川の匠展」<日時>
1月24日(金)~2月2日(日)
午前10時から午後6時まで
(最終日のみ午後5時まで)
<会場>
警固神社社務所ビル5階
(福岡市中央区天神2-2-20)
<入場料>
無料
●組子コースター制作体験:1,500円/人
●組子制作実演、かんながけ実演・体験:無料
<主催>
大川市
<HP>
大川の匠展―至高の技と究極の美―大川市【参加職人】
西田政義氏/木の本質を知り尽くした作品には、ほかにはない個性豊かな造形とリアリティの高さがうかがえる角義行氏/2014 年博多千年門(承天寺)の門扉を製作。伝統技術の組子と斬新な建具製作に心血を注ぐ
稗田正弘氏/稗田家に代々引き継がれる家宝的な技法で、優れた強度と美しさをもった桐箪笥をつくり続ける
渡邊健次郎氏/全国建具展示会にて内閣総理大臣賞を 2 回受賞
古賀通弘氏/製材が非常に難しいといわれる屋久杉を使い、家具や工芸品などをつくり上げる
仁田原進一氏/強度を上げるための『ホゾ構造』で組み付ける伝統工法には強いこだわりをもつ
古川七三人氏/家具にはすべて拭き漆を使用。手掛ける乾漆工芸作品では、日展に 15 回の入賞をはたす木下正人氏/組み立て式茶室「MUJYOAN 無常庵」を八芳園と共同開発
【田中直輝】
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