古賀市の「コガバス」が新宮町に JR新宮中央駅への乗り入れスタート

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田辺一城古賀市長
田辺一城古賀市長

    福岡県古賀市では現在、2期目の田辺一城市長の主導の下、市の未来に向けての持続可能性を高めていくために、市民サービスの向上を目指したさまざまな行政改革に取り組んでいる。

 たとえば今年1月からは、市役所の窓口の受付時間を午前9時~午後4時とし、従来に比べて1時間半短縮した。これは、今年の重要テーマの1つとして掲げた「多様な生き方を保障する働き方改革」に基づき、窓口時間の短縮で生まれた時間を他業務や職員同士のコミュニケーションなどに充て、市役所職員の働き方をより一層効率化・合理化するためのもので、九州の自治体としては初の取り組みとなる。

 窓口時間短縮を可能とした背景には、住民票等のコンビニ交付やLINEによる電子申請拡大などによる来庁者の減少があり、これまで市が進めてきた市民サービス提供に関わるDXの推進が1つ実を結んだかたちだ。

 その古賀市が運行する公共施設等連絡バス「コガバス」が、1月27日から市町境を越えて、お隣・新宮町のJR新宮中央駅への乗り入れを開始した。

 新路線となる小竹線は、古賀市農産物直売所「コスモス館」から古賀市小竹地区を経由して、小竹地区から最寄り駅であるJR新宮中央駅までを結ぶもの。従来は市内でも移動に難があった小竹地区の公共交通ネットワークを強化することが目的の1つで、朝夕は「快速」運行となることで、通勤・通学にも利用しやすくなっている。

公共施設等連絡バス「コガバス」
公共施設等連絡バス「コガバス」

    「小竹地区の住民の皆さんからの移動の利便性向上に対するご意見・ご要望については、私も県議時代からうかがっていましたので、感無量の思いです。今回の路線新設に際しては、担当職員が地元に入り、住民の皆さんが主体的にバス停の位置やダイヤなどの意見を出し合って構築しました。公共交通は、やはり住民の皆さんとともにつくっていくことが、とても大切だと感じます。これからも古賀市では、市民の皆さんのご理解とご協力をいただきながら、働き方改革や共創のまちづくり、移住定住、公共交通、教育改革、介護予防・健康づくりなど、市民目線でのさまざまな取り組みを進めていきます」(田辺市長)。

【坂田憲治】

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