ミズホメディー、2024年12月期決算　増収減益

　7日、（株）ミズホメディー（本社：佐賀県鳥栖市、唐川文成代表）は2024年12月期の非連結決算を発表した。それによると、売上高は114億2,900万円（前期比4.0％増）、営業利益は49億1,700万円（同4.6％減）、経常利益は51億6,700万円（同2.4％減）、当期純利益は37億7,300万円（同0.0％減　※前期は37億7,400万円）で、増収減益となった。

　決算要因としては、新型コロナウイルス感染症の分類変更による社会経済活動の正常化にともない、感染症関連の診断薬の需要が変動したことが挙げられる。新型コロナウイルス検査薬は、遺伝子検査キットの出荷減少を抗原キットの販売増加が補ったものの、全体では減収となった。一方、インフルエンザ検査薬は感染拡大を背景に微増し、その他感染症の診断薬も大幅に増加した。利益面では、売上構成の変化に加え、研究開発費や人件費の増加が影響し、営業利益・経常利益ともに減少した。

　来期（2025年12月期）の業績予想については、売上高は115億6,500万円（前期比1.2％増）、営業利益は44億3,200万円（同9.9％減）、経常利益は44億5,000万円（同13.9％減）、当期純利益は32億3,100万円（同14.4％減）で、増収減益を予想している。

【寺村朋輝】