福岡市、生ごみ資源化へ事業者支援を拡充 5月から補助金申請受付

 福岡市は、事業所から出る生ごみの資源化を推進するため、食品廃棄物の飼料化、堆肥化、メタン化に取り組む事業者を対象に補助金を交付する。申請受付は5月1日~12月26日で、予算がなくなり次第終了する。事業者支援を前面に出しながら、併せて家庭向けの小型処理機器購入費用に対する補助制度も同日から開始する。

 この補助制度は、福岡市環境局が実施するもので、対象は市内に所在する事業所。主な補助対象は、(1)飼料化・メタン化処理費用、(2)食品廃棄物保管場所の整備費、(3)生ごみ処理機(堆肥化)の購入・設置費の3種類。

■飼料化・メタン化処理費用
 市内の食品廃棄物資源化施設での処理にかかる費用を対象とし、搬入量1kg当たり4円を補助する。
 対象期間は2025年2月1日~26年1月31日。

■保管場所整備費
 食品廃棄物を分別・保管するための新設・改修に要する費用の1/2(上限10万円)を補助する。整備費には設備や資材の購入費、設置工事費などが含まれる。

■生ごみ処理機
 微生物の力で分解・堆肥化できる製品を対象とし、購入・設置費の1/2を補助する。生ごみ堆肥を全量活用する場合は上限50万円、半量以上活用する場合は上限25万円。消滅型、乾燥式、ディスポーザーは対象外となる。なお、リース契約による導入も対象に含まれる。

■申請受付期間
25年5月1日(木)~12月26日(金)
※予算がなくなり次第終了。

■申請先
(公財) ふくおか環境財団
(総務部 環境啓発課)
TEL 092-731-2704
メール kikaku@f-kankyo.or.jp

■詳しくは福岡市のホームページにて
事業者による生ごみの資源化(飼料化・堆肥化・メタン化)を支援します!

 一方、事業者支援と並行して、個人家庭向けの補助制度も設けられており、家庭における生ごみの減量と資源化を促進する。対象となるのは、市内に住民登録があり、補助対象製品を自宅で使用する個人。補助対象製品には、堆肥化容器および電動生ごみ処理機(バイオ式)が含まれ、前者は購入費の1/2(上限2,500円)、後者は同1/2(上限2万円)を補助する。乾燥式製品は対象外となる。

■申請受付期間
25年5月1日(木)~26年1月30日(金)
※予算がなくなり次第終了。

■詳しくは福岡市のホームページにて
福岡市家庭用生ごみ堆肥化容器購入費補助金について

【寺村朋輝】

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