中国マネー、再評価の必要あり 15億、120億、300億…

 「不動産バブルで中国経済は破綻する」と騒ぎ立てられ「それは理にかなっている」とうなずいたものであるが、「そんな簡単なものではない」と、また考えがあらたまってきた。日本も不動産バブルの崩壊で大ごとになったが、現在まで生き残っている。というよりも改めて中国マネーというか中国人マネーのパワーを再認識させられているのだ。

その1:自宅15億円
 友人が上海市の虹橋国際空港の近くに15億円で自宅を買った。「7日に上海に行かないか」と誘われた。筆者が「以前の本宅はどうするのか?」と尋ねたところ、「あぁ、あの家は月額100万円で貸している」という返事である。

その2:ゴーギャン120億円
 このサイトで「ゴーギャンの絵」を紹介したことがある。結局、120億円の値をつけたのは中国人実業家であった。5月末に決済されるとのこと。

ポール・ゴーギャン作 『パぺ・モー』1893年
ポール・ゴーギャン作 『パぺ・モー』1893年

その3:販売権300億円
 6月からこのサイトで連続キャンペーンを展開する予定の注目の発電機がある。この代理店の権利について「300億円積んでみせるから権利をちょうだい」と手を挙げているのが、商社を経営する中国人オーナーである。

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